丸の内の真ん中で中年女は「ありがとおー!」と叫ぶ

今日はアメリカの大学に留学中のころの友人に久しぶりに会うことになっていた。
ひとりは、サンディエゴから一時帰国中。
もうひとりは千葉に住んでいる。
一緒に会うのは10年以上ぶりだからうきうき電車に乗って待ち合わせの東京駅
南口前のビルに向かった。

ここは、社会人になってすぐ働いていたところ。
南口前の郵便局も、その隣のわたしのオフィスのあった東京ビルも、背の高い
モダンなビルに生まれ変わっていた。
東京は、わたしのシングルライフの象徴。
仕事があって、お金があって、友達がいて、24時間自由に自分のために使えた
日々が東京にあった。

(遠い昔のことだなあ)

東京ビルのあった場所で上を見上げて「あの頃」を心地よく思い出していたら
携帯電話がなった。携帯電話は今時の日本人は使わないちっともスマートではなく
携帯メールもできないプリペイドのガラケーだ。
今の住まいには固定電話がないのでこの携帯がライフライン。
電話はおサルの担任の先生だった。
平日の午前11時。何事だろうか?

「うちのが何かしでかしましたか?」
「いえいえ、学年末試験のことでちょっと」

先生は漢字の読めないおサルのことをとても気にかけてくれている。
先生はこういった。

再来週の試験では、おサルは特別室で辞書を使ってテストを受けていい。
テストには各担当教師がふりながをふってくれる。

「お母さん、それでいいですか?」
先生は、まるでそれでは配慮がたりないかのように聞いてくださり
わたしは涙が飛び出そうになった。

おサルは幸せだなあ。

わたしは東京駅前で、大声で先生に「ありがとうございます!」と叫んだ。
そして、おサルが漢字が読めないフラストレーションがあるけれど、
だからといって勉強ができなくていいとは思わせたくないと言った。
おサルは勉強のできる子なのであるが、日本に来てから
「どうせわからない」と開き直るところもある。
言葉ができない不自由さを知るのも勉強だ。
そしてそれを乗り越えようとガッツを出して日本語を勉強してほしい。

先生に想いを託し、わたしは友人たちの待つ寿司屋へと向かった。
うまいビールと日本酒がお昼から飲めた幸せな東京タイムであった。

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